■高血圧の治し方(本態性高血圧)
・ 結論-----------胃昇穴のお灸で高血圧はよくなります。
私が一番、発表をためらいました。現代の医学常識からあまりにもかけはなれているからです。私がこの結論をいうと、限りなく100%に近い人々が私を軽蔑の目でみる。どんなに説明しようとしても聞く耳をもたない。うそつき、ほらふき、変人、精神分裂等々、あらゆる罵声をあびされそうですね。まるでゆうれいを見たという人と同列にあつかわれそうですね。私自身が平田氏説を知らなければ同様の態度をとったでしょう。でも事実だからしかたがない。どう思われようとも、私なりの説明をしてみよう。
・ これから図をつかって説明してみよう。

バケツに水を入れ、厚紙で筒をつくり、その中に入れる。その筒は水がはいらないようにする。中は空間である。
まずは1図を見てもらいたい。筒に水圧が加わることはご理解いただけたと思う。その圧力を1.0としよう。
次に2図を見てもらいたい。水かさが増した分だけ筒に加わる水圧は強いと思われる。その圧力を1.2としよう。
次に3図を見てもらいたい。1図のバケツにヤシの実を浮かべると2図と同じ高さに水面が上昇した。その時、筒に加わる水圧は2図と同じく1.2であることご理解いただけると思う。
最後に4図を見てもらいたい。ヤシの実を取り去った図である。水かさは1図の状態にもどった。当然、筒に加わる水圧は1図と同じで1.0である。
・ ではバケツを腹腔、筒を下大動脈、ヤシの実を胃とみなしてみよう。1図と4図は正常血圧、2図と3図は高血圧になるのである。さあこれで胃昇穴が高血圧をよくするという論理が結びついた。
・ 胃昇穴を100%本態性高血圧が治るとは断言は今のところ言えない。なぜなら、私の治療例が何千何万とあるわけではない。他の症状で来院し、血圧が高い人に試している。これらはほとんど成功しているのである。何千何万の治療例を待っていたのでは私の小さな針灸の治療院ではいつになるか、わからない。少ない治療例であるけれどここであえて発表しておく。
◆◆実を言うと……◆◆
実を言うと、この胃昇穴で高血圧がよくなるとは予想していたのではありません。患者を診るにあたり、型どおりの血圧を計っていたのです。そして胃の治療の後、型どおりに血圧を計ったのです。別に何か期待したわけではありません。
ところがどうでしょう。私の目を疑うような血圧計に表れているではありませんか。循環器の病気が消化器の胃を治療したら良くなるなんて信じられません。まあ、その日は副交感神経に作用して下がったのだろう位に考えていました。しかし、別の人に試してもやはり同じ結果(下がる)がでるのです。ある人は私が千年灸を持たせて、試してみなさいといいました。その人は断続的に2週間位お灸をしたそうです。
ところが今は1年以上にもなりますが、正常血圧なのです。私はなぜだろうかと考えて考えて前述の結論に達したのでした。あるいは別の理論があるかも知れません。
ここでは、胃昇穴で血圧が下がるのは事実であるということです。
・ 現代の日本人は高血圧という名に脅され、ストレス社会にされている。またもう一つの原因として塩が犯人にされている。いろいろの食品に「塩分ひかえめ」などと書かれている。そのため、多くの人が塩を制限され、人生をつまらなくさせている。塩が少ない人はぜんぜん覇気がない。ただ生きているだけだと嘆いている。医師たちは高血圧の人に少なければ少ないほどよいという言い方をする。さもなければ降圧剤を飲めという。それを一生飲み続けなければいけないというからうんざりだ。
高血圧の人は自分で胃昇穴にお灸をしてみよう。それで血圧が下がれば少しづつ塩分を増やしてみよう。私の治験例からいえることは一般にいわれている制限量よりも多くとも上がらないと思います。
・東洋医学では塩は体の収縮作用をつかさどると言われている。塩の作用で心臓は収縮を強化され、血液を全身に送り出している。だから塩が少ないと心臓の収縮作用が弱るから血圧が下がるのはあたりまえなのである。すると、体のどこかで血液不足になり、別の病気をおこしかねない。病院の医師たちは分野が細分化され、自分の分野だけをみておればよく、塩分制限であれ、降圧剤であれ、血圧が下がれば「それみろ、下がったじゃないか」と涼しい顔でいられるが、東洋のことわざに“小事にこだわると大事なことがみえなくなる”というのがある。いつも全体をみなければならない。血圧を下げてよけい悪い病気になったんではもともこもない。第一、無気力になったんではどんな病気もよくならないではないか。
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